寝屋川市の新年を飾る恒例行事「ねや川戎大祭(ねや川えべっさん)」が、令和7年1月9日(木)から11日(土)までの3日間にわたり盛大に開催されます。京阪電車寝屋川市駅前が戎ばやしで賑わい、多くの参拝者が訪れるこの大祭の魅力や歴史を深掘りし、氏神さまへの感謝を込めた神棚の祀り方まで詳しくご紹介します。
ねや川戎大祭の開催概要
- イベント名:ねや川戎大祭(ねや川えべっさん)
- 開催期間:令和7年(2025年)1月9日(木)~1月11日(土)
- 時間:午前8時~午後11時頃まで(参拝状況により早めに終了する場合あり)
- 場所:寝屋川市木田町6-10(木田町1番地から遷座された場所)
注意点:神社専用の駐車場・駐輪場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
歴史深い「ねや川戎大祭」の由来
ねや川戎大祭は、昭和35年に復興され、現在では寝屋川市内外から毎年10万人を超える参拝者が訪れる一大行事です。その起源は、地域の伝承に深く結びついています。
🔹 神功皇后と白鷺の神話
伝承によると、神功皇后が当地を巡幸された際、霧が深く進路を見失ったことがありました。その際、船の櫂を立てて占ったところ、倒れた方向に島があり、そこでしばしの御座所を定められたといいます。ある年、村民が土地を開墾し、祝賀の日に西から白鷺が飛来し、摂津住吉神社の神札を落として飛び去ったのです。
この奇跡を喜んだ村民たちは、白鷺が示した場所に住吉大神を祀り、後に春日大神も合祀しました。しかし、土地が低く浸水被害が多かったため、承応2年(1653年)に高所へと神社が遷座されました。その際、木田の表鬼門を守る戎大神も合祀され、以来、寝屋川木田村の鎮守の神として崇められています。
ねや川戎大祭の見どころポイント
1. 福笹や吉兆で「商売繁盛」を祈願
「商売繁盛、笹もってこい!」の掛け声とともに、福笹や吉兆を手にした参拝者で境内が賑わいます。福笹には、商売繁盛や家内安全のご利益があるとされ、毎年多くの人々が新年のご加護を祈りに訪れます。
2. 賑やかな屋台と戎ばやしの音色
大祭期間中、京阪寝屋川市駅周辺は多くの屋台が立ち並び、参拝者が美味しいグルメを楽しみながら新年のひとときを過ごせます。境内には「戎ばやし」の音色が響き渡り、華やかな雰囲気が漂います。
3. 寝屋川市駅から徒歩すぐの好アクセス
京阪電車「寝屋川市駅」から徒歩約100mの場所にあるため、アクセスも良好です。公共交通機関を利用して訪れるのがおすすめです。
📝 神棚の祀り方と日々のお参り方法
神社で授与されたお神札は、神棚に祀りましょう。日々の感謝を込めて神様にお供えをし、家族全員でお参りすることで、ご加護をいただけます。
🔹 神棚の設置方法
- 設置場所:明るく清浄な場所、人の目線より高い位置
- 向き:南向き、もしくは東向き
- 場所の選び方:家族や会社の人々が拝礼しやすい場所を選ぶ
🔹 神札の並べ方
- 三社造りの神棚の場合:
- 中央:伊勢神宮のお神札(神宮大麻)
- 右側:氏神さまのお神札
- 左側:他の崇敬神社のお神札
- 一社造りの神棚の場合:
- 手前:神宮大麻
- その後ろ:氏神さま、他の崇敬神社のお神札を重ねて配置
🔹 毎朝のお供えとお参りの作法
神棚には毎朝、以下をお供えし、家族全員でお参りしましょう。
- お供え物:
- 米(洗米または炊いたご飯)
- 塩
- 水
- お参りの作法:
- 神社参拝と同様に「二拝二拍手一拝」を行います。
まとめ
令和7年の「ねや川戎大祭」は、寝屋川の新年を彩る伝統的な行事です。商売繁盛や家内安全を祈願するため、ぜひ家族や友人と一緒に参拝しましょう。また、神棚を設置して日々のお参りを行い、神様のご加護をいただくことで、2025年も素晴らしい一年となることでしょう。
住所:〒572-0836 大阪府寝屋川市木田町6-10
時間:午前8時~午後11時頃(参拝状況により変更の可能性あり)
定休日:なし(イベント期間中は毎日開催)
駐車場:専用駐車場・駐輪場なし。駅前や高架下の有料駐車場・駐輪場を利用。
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