「災害はいつ起きるかわからない。大切なのは備えと地域のつながり!」
先日、寝屋川市で開催された大規模防災訓練に参加してきました。南海トラフ地震の発生が危惧される中、防災意識を高めるための取り組みとして注目されている訓練です。
訓練を通して地域の防災力を体感し、「自助」「共助」「公助」の重要性を改めて感じました。
訓練内容と体験レポート
1. シェイクアウト訓練(個人の安全確保)
午前9時のサイレンを合図に、以下の行動を1分間実施しました。
- 「まず低く」:低い姿勢になり地震の揺れを最小限に。
- 「頭を守り」:両手や身近な物を使って頭部を保護。
- 「動かない」:揺れが収まるまでその場を維持。
日常生活の中でも、いざというときに瞬時に動けるよう意識することが大切です。
2. 自治会ごとの集団避難訓練
「共助」の精神を育むため、近隣住民と協力しながら避難経路を確認。
指定された集合場所から小学校まで、徒歩で安全なルートを確認しながら移動しました。
避難中は以下のポイントを意識しました。
- 通行が難しい箇所の確認
- 安全な避難ルートの選定
- 高齢者や小さなお子さんへのサポート体制
3. 避難所開設訓練
今回は、避難所開設訓練に深く関わるセクションに参加しました。南海トラフ地震などの大規模災害時を想定し、小学校の校庭で避難所設営や運営を体験しました。
- 新設された鍵ボックスシステム
小学校の校門には震度5以上の地震で作動する鍵ボックスが設置されていました。
震度5以上の地震が発生した際にランプが点灯し、自動で鍵が取り出せる仕組みになっています。これにより、迅速な避難所開設が可能となるそうです。
- 5セクションに分かれた実践訓練
約500名が参加し、5つのテーマで訓練を実施しました。
- 避難所全体の運営方法
避難者の受け入れや物資配布など、避難所運営の基本を学びました。
- 要救護者の対応
一般の方とは別区画で対応する要救護者エリアの設営方法を確認。
- ペット対応エリア
ペットは各自用意したケージ内での管理が必須となります。人とペットの共存空間は避ける運営方針を確認しました。 - 救助道具の使用説明
チェンソーやジャッキなど、多目的な救助道具の使い方を体験。災害時の活用法を学びました。 - 被災時のライトの活用
ライトの正しい使い方や非常時に役立つ照明の確保方法について説明を受けました。
防災訓練を通じて感じたこと
災害は予測できないからこそ、「備えあれば憂いなし」という言葉の重みを実感しました。
訓練では自治体だけでなく、地域住民同士が協力して行動する大切さを学びました。個々の防災準備はもちろん、地域のネットワークを強化することが防災力向上につながります。
寝屋川市・枚方市の皆さんへ:防災準備のポイント
1. 個人の備え
- 非常用持ち出し袋や水・食料の備蓄を確認しましょう。
- 防災グッズにはライトや携帯充電器も忘れずに!
2. 家族や近隣との協力
- 家族間で避難場所や連絡方法を共有しておきましょう。
- ご近所同士で防災ネットワークを作ることも重要です。
3. 避難所の確認
- 自宅周辺の指定避難所を確認し、安全な避難経路を覚えておきましょう。
訓練参加で地域の未来を守る
寝屋川市の防災訓練は、地域の防災力を向上させる重要な取り組みです。
今回の訓練で得た知識と経験を生かし、いつ起こるかわからない災害に備えましょう。地域全体で支え合う力が、私たちの命を守ります。
「今日の備えが明日の安心につながる」
これからも一緒に防災意識を高めていきましょう!
詳しくは寝屋川市の公式サイトをご覧ください。