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寝屋川市立中央小学校に寄贈された「座れて 本が収納できる椅子」

情報

大阪電気通信大学 建築・デザイン学科 建築専攻の学生たちが、地域貢献活動の一環として、寝屋川市立中央小学校に「座れて 本が収納できる椅子」を寄贈しました。

地域貢献活動としての取り組み

大阪電気通信大学では、2019年度より、地域貢献・地域連携の一環として、地域の学校や施設へ手作りの木工作品を寄贈する活動を行っています。これまで、収納BOXやコミュニケーションボードなど、多くの作品が寄贈されてきました。

今回で6回目となるこの取り組みでは、児童たちの学びや読書環境をより良くすることを目的に、「座れて 本が収納できる椅子」を製作。近隣の製材所から提供された端材や廃材を使用し、環境にも配慮したアイテムとなっています。

デザインから製作まで

2024年10月に行われたデザイン審査発表では、学生たちが椅子の座り心地と収納力の両立を目指し、整理整頓を助けるアイテムとしての機能性や楽しさを考慮したデザインを考案。その後、試作を重ねながら製作を進めました。

寄贈式と児童たちの反応

2025年1月15日(水)に寄贈式が行われ、児童たちが大阪電気通信大学を訪問。建築専攻の北澤誠男准教授が、このプロジェクトの背景や椅子の製作過程について説明すると、児童たちは興味津々の様子で話を聞いていました。

その後、学生たちが椅子の使い方や本の収納方法を児童たちに説明。児童たちは実際に椅子に座ってみたり、本を収納してみたりしながら、お気に入りの椅子を選びました。

最終的に、学生たちが小学校まで椅子を運び入れ、児童たちは新しい椅子が設置されたことに喜びの笑顔を見せていました。

学生たちにとっての学び

このプロジェクトを通じて、学生たちは自らの手で作った作品が人の役に立ち、喜んでもらえることの喜びを実感。また、実践的な学びの場となり、地域とのつながりを強化する貴重な経験となりました。

建築・デザイン学科では、今後もこの取り組みを継続し、地域に貢献するプロジェクトを推進していく予定です。

小学校からのコメント

寝屋川市立中央小学校 井戸美和校長

「本校には本を読めるスペースがありますが、少し寂しい雰囲気だったため、温かみのある家具をリクエストしました。今回、学生の皆さんが製作してくださった個性的で機能的な椅子は、本校にとってとても貴重なものです。大阪電気通信大学の皆さんの創造力と技術力を感じることができました。今後も、子供たちの意見やアイデアを取り入れながら、共に地域に貢献していきたいと思います。」

SDGsへの貢献

本プロジェクトは、持続可能な社会を目指すSDGs(持続可能な開発目標)のうち、以下の目標に関連しています。

  • 目標12:つくる責任 つかう責任(端材や廃材の再利用)
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を(持続可能な資源の活用)
  • 目標15:陸の豊かさを守ろう(森林資源の有効活用)

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